Laboratory of Biomolecular Science, Faculty of Pharmaceutical Science. Hokkaido University

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はしか感染 仕組み解明

はしかの原因となる麻疹ウイルスが細胞に侵入する際、ウイルス側で重要な役割を担う「Hタンパク質」と、細胞側の受容体との結合部の詳細な立体構造を、九州大の柳雄介教授、北大の前仲勝実教授らの研究グループが解明し、米科学雑誌「ネイチャー構造・分子生物学」電子版に10日、発表した。
(2011年1月12日/北海道新聞より抜粋)

創薬タンパク質 蚕で量産

九州大学生体防御医学研究所の前仲勝実准教授(タンパク質科学)のグループが、薬に含まれる化学物質が作用する対象であるGタンパク質共役受容体(GPCR)を、 蚕を使って大量に生成することに成功した。GPCRは通常、培養細胞で生成するが、コストが高く、作業も煩雑。前仲准教授らの方法は、蚕に注射をするだけの簡単なもので、 新薬開発の低コスト化や効率化につながると期待される。
(2009年5月22日/西日本新聞より抜粋)

はしか原因ウイルス、侵入構造を解明・九大

九州大の柳雄介教授(ウイルス学)と前仲勝実准教授(構造生物学)の共同研究グループは6日、はしかの原因の麻疹ウイルスが細胞に侵入する際、 ウイルスの表面にあり、細胞側の受容体と結合するタンパク質の立体構造を「世界で初めて解明した」と発表した。
(2007年11月8日/朝日新聞より抜粋)

副作用軽減の免疫抑制技術

胎児を異物として排除しないように母体の免疫細胞の働きを抑制する特定タンパク質が「対」になると、単体の場合より免疫抑制力が約百倍大きくなることを、九州大などの研究グループが突き止めた。 同グループは、この特定タンパク質を対に組み合わせる独自技術も開発。新たな抗アレルギー薬や化粧品など、生体を利用した副作用の少ない商品開発を目指す。
(2006年4月8日/西日本新聞より抜粋)

細菌のアミノ酸・RNA+タンパク質 世界初、分子構造を解明

細菌やバクテリアの成長に必要なアミノ酸「セレノシステイン」の遺伝情報がRNA(リボ核酸)からタンパク質に複製される際の分子構造を、 九州大生体防御医学研究所の前仲勝実助教授(構造生物学)ら日仏の研究グループが世界で初めて解明した。
(2005年1月24日/西日本新聞より抜粋)

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