北海道大学薬学研究院/生体分子機能学研究室

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新聞報道

<コロナが変えたくらしの姿>北大公開講座から(第6回)新型コロナ治療薬の開発―北大創薬センターの取り組み

創薬科学研究教育センター長でもある前仲教授による北大公開講座の記事が北海道新聞に掲載されました。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/710412/
(2022年7月27日/北海道新聞)

変異ウイルスに有効な革新的抗体医薬の開発

AMED新型コロナウイルス感染症対策関連研究開発事業の成果報告会にて、前仲教授が「変異ウイルスに有効な革新的抗体医薬の開発」について報告した。
https://www.amed.go.jp/news/event/TRS202106.html

COVID-19への治療薬として開発ニーズの高いモノクローナル抗体医薬の開発には、高い薬理効果と変異株に対する活性が求められる。我々が開発を進めるヒト抗体の一つが、SARS-CoV-2変異株に対して中和活性を維持し、さらにSARS-CoV-1にも交差性を示し、高い治療効果を感染動物モデルに対して発揮することがわかった。スパイク蛋白質との複合体の構造決定から高い中和活性と交差反応性の詳細な作用機序が明らかとなった事も合わせて報告する。
(2021年6月3日/抄録集より抜粋)

創薬手法、抗体開発、NK細胞制御・・・今後の新展開に期待集まる

北海道大学大学院薬学研究院生体分子機能学研究室・創薬科学研究センターの前仲勝実教授らは、アイバイオズ(株)と新規免疫チェックポイント抗体医薬品の開発を目指した共同研究を開始した。ガン、感染症、移植時拒絶反応、自己免疫疾患などの制御に重要な役割を果たす免疫系細胞の一つであるナチュラルキラー(NK)細胞の表面には、KIRという受容体ファミリーが存在する。KIRファミリーは多くのバリエーションを持ち、「抑制型」と「活性型」が存在する。NK細胞はそのバランスを利用して異常な細胞などを見つけ、除去する。しかし、KIRファミリーは細胞外ドメインの形が似ているため、特定のKIRに対する特異性の高い免疫チェックポイント抗体の作製は困難であった。今回、前仲教授らは、活性型KIRの一つであるKIR2DS1特異的抗体の作製に成功し、これらの抗体を用いたNK細胞制御を目的として、共同研究を開始した。
(2018年3月16日/科学新聞より抜粋)
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アカデミア発創薬 基礎研究の強み生かす 蛋白質の構造解析に集中

北海道大学大学院薬学研究院創薬科学研究センターの前仲勝実センター長は、本誌のインタビューに応じ、アカデミア発創薬のあり方について、企業が行う最適化研究を追随するのではなく、大学が強みとする基礎研究力を生かした形での方向性を強調した。現在、標的蛋白質の構造解析に注力しており、小さな化合物から出発し、リード化合物に進展させる創薬手法「フラグメントベースドドラッグデザイン」(FBDD)を取り入れた。今後は、英オックスフォード大学と提携し、最近注目されているクライオ電子顕微鏡を用いた創薬標的の探索にも乗り出す。前仲氏は、「大学が苦手とするヒット化合物からリード化合物への合成展開は製薬企業に任せ、標的蛋白質の新たなメカニズム探索に集中するべき」と産学の役割分担が重要と訴える。
(2017年9月1日/薬事日報より抜粋)

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アトピーを抑制 北大、たんぱく質を発見

北海道大学の前仲勝実教授と黒木喜美子助手らは、過剰な免疫反応によって起こるアトピー性皮膚炎を抑える蛋白質を発見した。細胞膜や血中に含まれる「HLA-G1」というたんぱく質で、不安定だが免疫を抑制する働きがある。研究グループは同物質を安定に大量生産する技術を持っており、アトピー性皮膚炎などの治療に役立てる考えだ。
(2017年7月25日/日経産業新聞より抜粋)

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低分子とバイオの両面から開発

創薬科学研究教育センター長でもある前仲教授のインタビュー記事が薬事日報に掲載されました。
(2015年9月30日/薬事日報)

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単純ヘルペスの感染機構の解明

単純ヘルペスウイルスが宿主に感染するメカニズムを明らかにした。ウイルス側と宿主側の結合部位にあるたんぱく質の分子構造を解明。その分子構造から結合を阻害する方法を見つけることもできた。感染防止剤の開発などに結びつくと期待される。
(2014年6月4日/日刊工業新聞より抜粋)

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C型レクチン受容体「Mincle」のその立体構造と謎を解明

「免疫賦活剤(アジュバント)」である糖脂質の成分と結合する「C型レクチン受容体」の「Mincle(Macrophage inducible C-type lectin)」や「MCL(Macrophage C-type lectin)」の立体構造をX線結晶構造解析により明らかにし、ほかの類似受容体では見られない疎水性領域が存在することを突き止め、その領域が糖脂質との結合に重要である可能性が示唆されることを発表した。
(2013年10月11日/マイナビニュースより抜粋)

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母体の免疫細胞から胎児守るたんぱく質が関節リウマチの治療に応用できる可能性があることを確認

子宮内の胎児を母体の免疫細胞から守るたんぱく質(HLA-G)分子の二量体が関節炎を効果的に抑制できることを確認した。リウマチなどの自己免疫疾患へのあらたな治療技術への応用が期待される。
(2013年1月23日/日刊工業新聞より抜粋)

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はしか感染 仕組み解明

はしかの原因となる麻疹ウイルスが細胞に侵入する際、ウイルス側で重要な役割を担う「Hタンパク質」と、細胞側の受容体との結合部の詳細な立体構造を、九州大の柳雄介教授、北大の前仲勝実教授らの研究グループが解明し、米科学雑誌「ネイチャー構造・分子生物学」電子版に10日、発表した。
(2011年1月12日/北海道新聞より抜粋)

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雑誌表紙